精神病 措置入院

精神病と措置入院

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精神保健福祉法に定められた入院の形態の一つに措置入院があります。これは、精神障害のある人が妄想・幻覚等で混乱してその言動によって他者を傷つけたり、自殺する恐れが高いときに行政の命令によって強制的に入院させる制度で、精神病院だけに適用される入院形態です。

 

措置入院の判定基準には当該の人物に精神病の病歴があるかどうかが含まれますが、精神病院への受診歴がなくても麻薬中毒患者や受診しないままに悪化した精神病患者も対象となります。

 

措置入院という形で法的に整備されたのは
昭和25年の精神衛生法の制定時です。

 

それまでは精神障害者の福祉についてはほとんど考慮されず、危険な患者は強制的に精神病院に『閉じ込めておく』という意味あいが強く、適切な治療を受けることなく、座敷牢のような病室に入ったままの患者もあったようです。

 

その昔、精神病院は『連れて行かれる』場所…
という偏見が強かったのはこうしたことも無関係ではないでしょう。

 

措置入院は患者の意思とは無関係に引きずるようにして閉鎖病棟に入院させることが一般的ですが
これは患者本人の安全のためであって閉じ込めておくという意味ではありません。

 

患者があまりに暴力的である場合は、病院職員と他の入院患者の安全のために
保護室への入院を余儀なくされることもありますが、症状に応じて適切な治療が行われます。

 

入院後の回復状況を見て措置解除が行われ、
開放病棟へ移ることもあればそのまま退院することもあります。

 

それらの決定は主治医の判断によります。

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