措置入院 問題点

措置入院に付随する問題点

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精神疾患を抱える者が非常に暴力的になって他者に害を及ぼす危険性が極めて高い、自殺の恐れが強いなどの場合に法令に基づいて、本人家族の意思とは関係なく強制的に入院させることができる措置入院制度には問題点もあります。

 

知らない人が多い

まず、この制度について知らない人が多いということです。この制度を患者の周囲が知っていればこれほど苦しい思いをせずに済んだのにというケースが非常に多いです。

 

家族に精神疾患の患者があり、何をしでかすか分からないという理由で警察に連絡したとき、『措置入院のため』という文言がないと、基本的に警察は民事不介入の原則がありますから、家庭内の問題として扱われて出動してもらえない場合があり、そうこうしている間に家に火をつけてしまったケースがあります。

 

犯罪被害

犯罪被害者が置き去りになってしまう問題がここにも存在します。

 

例えば、当該の患者に器物を損壊される被害に遭って警察に通報し、結果として措置入院となった場合でも、必ずしも退院したことを連絡してもらえるわけではないので、被害に遭った人は入院してくれてやれやれと思うのもつかの間、退院後の報復の恐怖におびえることになりかねません。

 

本人の意思

本人家族の意思とは無関係に入院させられ、看護上仕方がないとは言え屈辱的なつくりになっている保護室に入れられたり、身体拘束などを行うことに対する人権問題を指摘する声もあります。

 

本人と周りの安全のために制定された措置入院制度ですが、
その裏側にはさまざまな問題点も潜んでいるのです。

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